労災事故に強い弁護士の選び方

1 労災事故に強い弁護士を選ぶには

労災事故に強い弁護士の選び方

弁護士に相談や依頼をするのであれば、労働災害に強い弁護士を選びたいものです。

とはいえ、昨今では、法律事務所の運営するインターネット上のサイト等が増加しています。一方で、サイト等を作成していない弁護士も数多くいます。

それらの中から、労働災害に強いと思われる弁護士を、何らの手がかりもなく探し回ることは、労災事故によって心身を痛められている方々にとって、大きな負担になりかねません。

一般的に、何かの業務分野に強い弁護士を見つけるためには、その分野の中で難易度の高い事件にも対応し、解決している弁護士を探すことが重要です。

このことからすれば、労働災害に強い弁護士を見つけるためには、いわゆる事故型労災(=転落事故、落下物事故、はさまれ・巻き込まれ事故など)だけに対応しているのではなく、労働災害の中でも難易度の高い「過労死」や「自死」の事件にも対応し、解決している弁護士を探すことが重要になると考えられます。

これは、例えば、病院で手術を受けなければならなくなった時に、どのような医師に手術をお願いしたいかということに似ています。自分が受ける手術だけではなく、さらに難易度の高い手術をもこなせる腕利きの医師の方が、安心して手術を任せられるはずです。

2 なぜ過労死・自死を解決している弁護士が強いのか

労働災害も内容は様々ですが、中でも「過労死」や「自死」は、弁護士にとって難易度の高い労働災害であると言えます。

というのも、労働災害で正当な補償(労災請求や会社への損害賠償請求)が認められるためには、問題となる負傷や病気(疾患)が、業務を原因として発生したと認められることが必要です。

そして、弁護士にとって、①仕事中の事故での負傷が、業務が原因であると認めさせることと、②過労死を生じさせた脳疾患・心臓疾患や、自死を生じさせた精神疾患が、業務が原因で発生したと認めさせることとでは、仕事の難易度に大きな差があります(通常、②の方が①よりもずっと難しいです)。

過労死や自死の事件を解決する上では、労働災害(労災請求や会社への損害賠償請求)の制度や実務に対する深い理解と知識、独自のノウハウなど、労災事故に強い弁護士でなければ持ち合わせない能力が非常に重要になります。

これらのことから、労災事故に強い弁護士を見つけるためには、過労死・自死のご相談の場合はもちろん、事故型労災(=転落事故、落下物事故、はさまれ・巻き込まれ事故など)のご相談であっても、相談しようとしている弁護士が、難易度の高い労働災害(過労死・自死)をどれだけ解決しているのかを、判断材料の一つとしておくことが有用です。

なお、過労死や自死のような、社会的な注目度が高く、弁護士の能力も問われる事件の解決は、新聞などで報道されることが少なくありません(特に、労働基準監督署が労災と認めなかった事件について、裁判所で労災と認める判決を受けることは、当事務所の代表弁護士の経験上、新聞などで報道されることが多いです)。

そのため、ホームページを制作している弁護士については、その中の新聞掲載歴の記載をチェックしてみる等の方法により、過労死事件・自死事件を解決しているかどうかを確認できることも多いでしょう(当サイトの新聞掲載歴はこちらです)。

3 ご相談をご検討されている皆さまへ

当事務所の代表弁護士は、過労死・自死の双方の労働災害にも対応しており、多数の事件を解決しています(ご本人が亡くなられているのに「解決」という言葉を使用することには非常に抵抗があるのですが、ご容赦ください)。

労災事故についてお悩みの方や、弁護士に訊いてみたいことがあるという方は、ぜひ一度、当事務所にご相談なさってみてください。

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