先日、札幌市内で「過労死等防止対策推進シンポジウム」が開催され、私も参加してきました。
過労死等防止対策推進シンポジウムとは、過労死等の労働災害を防止することの重要性について、広く市民の方々の関心と理解を深めることを目的に、毎年、厚生労働省の主催により開催されているものです。
今年のシンポジウムでは、過労死等防止対策推進協議会の委員を務めている清山玲教授(茨城大学人文社会科学部)を講師として、「過労死等防止対策と働き方改革のいまを問う―大綱改訂の意義と課題」と題する基調講演が行われました。また、過労死のご遺族が登壇され、ご自身の経験や思いを語られました。
シンポジウムの最後には、私もお世話になっている川村雅則教授(北海学園大学経済学部)がコーディネーターとなり、清山教授と過労死のご遺族のご両名をパネリストとして、「過労死はなぜなくならないのか―過労死等防止対策推進法の意義と限界、そして課題」をテーマとするパネルディスカッションが行われました。
私も、過去(2022年)の過労死等防止対策推進シンポジウムでパネリストを依頼され、自分なりの考えや経験を壇上でお話しさせていただいたことがあります。その際には、一緒にパネリストとして登壇した、異なる専門家の方々のご意見にも触れることができ、貴重な時間を過ごさせていただきました。
今年の過労死等防止対策推進シンポジウムも、例年と同様、私にとって学びの多い時間となりました。このシンポジウムは、来年以降も毎年開催される予定ですので、ご関心のある方はぜひ一度、足を運んでいただければと思います。

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